2011年03月11日

国連無視の日弁連

揺れる

揺れた、揺れた。
国立の文房具屋さんにいたら、ゆっさゆっさ来た。
外に出ると、みんな路上で揺れが去るのを待っていた。
ビルが揺れる、いちょう並木が揺れる、地面が揺れる。
今日から、西新宿じゃなくて、国立でよかったよ。
西新宿にいたら、そうとう恐ろしい思いをしていただろう。

なんて自分はヘーキだったのだけれど、
千葉にいる娘たちは大丈夫なんだろうか。
帰りがけに、国立市内の小学校の脇を通ったら、
小学生たちが防空ずきんをかぶって校庭に並んで座っていた。
防災訓練じゃなくって、本番だったってわけね。

でも、娘たちの安否を知ることはできない。
今頃死んでてもわからない。
こういうときって、ほんと、裁判所と日本の法律を恨むよ。


国連子どもの権利委員会の勧告

いいかげんしつこいが、日弁連の意見書について今日も書く。
この意見書は、国際離婚時における子の返還についてのハーグ条約について
国際問題、国内問題を明確に区別し(つまり当事者を差別し)、
国内面会交流の法制化には明確に反対、
返還を拒否する場合の事由をさまざまに列挙して、
事実上の返還を拒否して、条約の骨抜き化をはかっている。
結論から言えば、現在の日本の先に取ったもの勝ちの実態を
監護親の継続性の原則を根拠に正当化し、
それを子どもの「最善の利益」と呼ぶことによって
結果的に、連れ去りを促進する意見書である。

だんだん書いてて怒りがわいてきた。
日本語に翻訳すると、
「離婚して親と会えなくなっても子どもは我慢しなさい」
というのが意見書の言いたいことであるということになる。

意見書の「子どもの最善の利益」を「弁護士の最善の利益」
と読み替えると、日本語としてすっきりする。

現在、親が子どもを会わせたくない場合、
子どももまた「会いたくない」と言い出すのが普通だが、
この意見書では、子どもの意思を根拠に返還を拒否するということを
ことさらにとりあげている。
日本の弁護士達が常日頃やっていることですね。
ついでに言うと、
「会いたかったら、慰謝料●●円払え」
「離婚するまで会わせない」
なんてことも、弁護士は言います。
弁護士がついたとたんに、それまで自発的に子どもと会えていたのに
会えなくなるなんてこともある。
弁護士達は常日頃から自分の子どもたちに、
「私たちが離婚したら、私に会えなくなっても我慢するのよ」
と教育しているようだ。

最近は同居における調停中に、
相手方が弁護士の示唆のもとに
子どもを連れ去って会えなくなったなんて事例がある。
これも、監護の継続性を理由にすれば、
「子どもの最善の利益」となる。
なんだかすごい! 日弁連意見書。

さて、こういった日本の現状について
国連子どもの権利委員会はすでに勧告を出している。

2004年の第2回国連子どもの権利委員会最終所見
では
子どもの奪取について、このように述べている

41 本委員会は子どもを奪取から保護するための保護手段が
不十分であることを懸念する

42 本委員会は、締約国が国際的な子どもの奪取の民事面に
関する1980年ハーグ条約を批准し、実施することを勧告する。


ちなみに、日弁連は、もちろん子どもの権利委員会の審査に
独自のレポートを提出しているし、ハーグ条約に加盟するように
表明していもする。
しかし、いざ意見書を公表すると、ハーグ条約の締結に際しても
3年の周知期間が必要だという。
つまり、ハーグ条約なんてほんとは締結したくないよ
というのが露骨にわかるしょーもない意見書なわけだ。

さらに2010年第3回国連子どもの権利委員会最終所見では、
養子の項目において

54 本委員会は、養親または養親の配偶者の直系卑属の子どもの
養子縁組が司法の監視または家庭裁判所の許可なくして行われる
ことに留意し、懸念する。本委員会は、さらに、外国において養子縁組
された子どもの登録の欠如を含めて、国際養子縁組の適切な監視が
欠如していることを懸念する。

55 本委員会は、締約国政府に以下のことを勧告する。
(a)すべての養子縁組が家庭裁判所の許可に服すること、
子どもの最善の利益に合致すること、および、養子縁組された
すべての子どもが登録されることを確保するための措置を取り、
実効的に実施すること。

(b)国際養子縁組に関する子どもの保護および協力に関する
ハーグ条約33号(1993年)の批准を検討すること。


この勧告は連れ子養子が別居親の許可なくなされることについて
指摘したものだが、再婚相手の側からすれば、養子縁組は
婚姻同様、法的な責任を果たすという意味がある。
(子どもにとって引き出しが増えるという意味では肯定的な意味はある)
問題は、養子縁組と同時に、面会交流を絶つ再婚家庭のあり方と
それを容認どころか推進する家庭裁判所のあり方である。
親が再婚すれば、子どもから見れば親が増えていくことにも
なるわけだけれど(親どうしの感情は置いておいてですが)、
日本の家族制度は、親の両親は一セット以上はダメなのです。

再婚と同時に別居親を排除すれば
それで新しい法的な親と子どもとの関係がよくなるなんてね?
自分の親のことが恋しいのに、「新しいお父さんだよ」って言われても。

ちょっと前のドラマでは

「私再婚したの。子どもも彼になついているし、だからもう会わないで」

なんてセリフがフツーに流通していたけれど、今はどうなんでしょうか。

ちなみに
日弁連の意見書を取り上げて
ハーグ条約批准について国会で質問した
井戸まさえ議員もまた、再婚家庭を今は形成している。
どうしてそんなにしゃかりきになるのでしょうか。
posted by kネット君 at 18:00| 東京 ☀| Comment(0) | むーみん谷 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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