2011年07月08日

新潟の判決

新潟で連れ帰り事件についての判決が出た。
それにしても、刑事事件に発展した場合、
どうして「連れ去り」になるのか、いつも不思議だ。

親権のない親で外国人、
しかも先進国出身者でないということになると
あからさまに差別的な判断になる。

判決は言う。

藤井俊郎裁判長は「娘に会いたいという
自己の欲求を優先させた動機は身勝手」
などとして、懲役2年、執行猶予4年(求刑・懲役2年)の有罪判決を言い渡した。

娘に会いたいという自己の欲求を優先させたとか、
いったい、この人は入院でもしていたのだろうか、
それとも刑務所に入っていたのだろうか。
子どもに会うのが身勝手なら、
世の中の親はだいたいが身勝手だ。
(身勝手が悪いと言っているわけでもない)
普通に子どもに会える環境なら、
いったい事件になっていたのだろうか。

記事は続く。

量刑については、「父親の娘に対する愛情の発露として理解できる。
親権を手放し、勤務先を解雇された上、既に8か月近く身柄拘束されているなど、
相応の社会的制裁を受けた」などと執行猶予の理由を説明した。
 (2011年7月6日 読売新聞)

ちなみに日本で留置場に入れられた場合、
外国人で言葉が不自由な場合には、
書面のやりとりにおいても、
自費で通訳を雇わなければならず
圧倒的に不利だ。

海外で離婚ケースになった
日本人妻たちが、孤立の中で日本に子どもを
連れ帰りたくなる気持ちはわかんないでもない。
ぼくも、中国籍の女性の別居親の支援をしたことがあるが、
ほんとに圧倒的に不利で孤立無援だ。
子どもが手元にいたら、出身国に行きたくなる気持ちはよくわかる。
ただし、別居親が子どもと暮らすのが目的ならば、出身国に帰っても
何の意味もない。

海外であれ、国内であれ
同情を集めるのは、子どもが手元にいるかどうかということに
なりがちなのだ。
差別判決には違いない。
posted by kネット君 at 22:05| 東京 ☀| Comment(0) | むーみん谷 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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